施工事例
鮨髙森(撮影中)
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※竣工写真撮影中
昭和初期の長屋を改修したカウンター席のみの寿司店。
改修され洋間となっていた天井を剥がしてみると
建築当時に設えたであろう、朱がほんのりと残る梁と踏板天井が姿を現した。
ベンガラ塗や格子など、金沢の歴史の重層性を感じさせる既存建築の要素。
これらの美しさを大切に、手を加える部分を慎重に見極めながら設計した。
料理と向き合うカウンター廻りは極力シンプルに。
暖簾をくぐり、内露地を抜けると広がる現代鮨の屋台のような場。
現代で「鮨」というと高級なイメージが付き纏うが
江戸時代の寿司は屋台が主流であり気軽に立ち寄れる日常のひとコマであった。
屋台と長屋、飾り立て過ぎない簡素な美。
鮨という料理とよく似ている。
- 竣工年
- 2024年
- 建設地
- 石川県金沢市本町
- 用途
- 飲食店
- 構造・規模
- 木造2階建(改修工事)
- 施工
- 盤戸建築